PS5 ラチェット&クランク パラレル・トラブルをトロコンした話
2021-07-22
こんばんは。
もう1か月以上経過しているのですが、
ラチェクラを購入してささっとトロコンしたので、
それに関して色々と書きたいと思います。
20年くらい前(小学生時)に1と2をプレイして以来のラチェクラなので、
前々から凄く楽しみにしていたのですが、
概ね期待通り、期待外れのところもありという感じで、
全体的には楽しくプレイできたと思います。
トロコンにかかった時間は、
最初から最高難易度でプレイして26時間くらいで、
かなり寄り道もしているので、効率よく低難易度で挑めばかなり早く決着がつくと思います。
難易度に関わるトロフィーが存在しなかったり、
コンプ系のトロフィー条件が緩かったりで、
トロコン難易度としてはかなり優しいものでした。
ゲーム難易度も、やられたらちょっと手前ですぐ復活できる仕様なので、
最高難易度で敵の火力が異様に高くても割と何とかなります。
とにかく〇ボタンのファントムダッシュの性能が高いので、
敵の攻撃が飛んで来たらどの方向でも良いからファントムダッシュで移動して無敵時間を作る
という戦法で大体の窮地は突破できます。
唯一苦戦したのがアリーナのブロンズカップでエンフォーサーでゴロツキを倒すやつで、
最高難易度でやっていたからかめちゃくちゃ苦戦しました。
見えない方向からひたすら高火力の斉射を食らうので、
とにかく敵が見えなくても移動の合間にファントムダッシュを挟んで回避!
後ろに突然敵が出現するから常にファントムダッシュでバックして死角を潰す!
ナノテックや弾薬の箱はファントムダッシュで破壊して隙を作らない!
という感じで、
基本的な戦い方はそこで全部覚えました。
低難易度でやれば良いだけの話ですが、
その段階ではまだ難易度が絡むトロフィーがあるのかないのかもわからない状態なので、
一度最高難易度で始めたからには最後まで行くというプライドを持ってプレイしていました。
ただ、探索系のトロフィーはあっさりとPS5のヒント機能に頼ってクリアしたので、
「そっちのプライドはないのかよ」
という感じですが、
わからなくて攻略サイトを見るくらいなら公式に搭載されているヒント機能を使ったほうがスッキリするので、
結果的に頼りまくる事になりました。
PS5発売時にはこの公式のヒントシステムは批判的な意見もちょっとあったのですが、
いざ使うと便利すぎて今後全ゲームに搭載すべきなのではないかと思うほど良い物でした。
探索で困ったらPSボタンを押して素直にヒントを見ることをおすすめします。
ただ個人的に困ったのがトロフィーのクレイガーベア集めで、
自力で一つも見つけないままゲーム本編をクリアしてしまったので、
クレイガーベアって何?
と混乱してしまい結局攻略サイトで位置を調べて集めました。
マジでトロフィーのためだけに存在する収集品なので、
見逃している人は結構多かったんじゃないかと思います。
最後に手に入れたトロフィーは、
チャレンジモードで2周目を開始すると買えるようになるバウンダーを手に入れて得た在庫いっぱいだったのですが、
チャレンジモードで2周目を開始すると武器の強化がアンロックされてやる事が増えるのに、
それらは一切トロコンに関係がないという緩さでちょっと肩透かしを食らいました。
多分取り返しのつかない要素はないと思うので(最悪あっても武器を引き継いで2周目ができるので)、
とにかく1周目を自分なりの方法でクリアして、
クリア後に答え合わせをしながら収集要素を埋める、
というやり方で問題なく数日でトロコンまで遊べます。
近年はやりこみ要素マシマシのコストパフォーマンス重視のゲームより、
短い時間で達成感を得られるタイムパフォーマンス重視のゲームのほうが需要があると思っているので、
そういう意味では手軽に楽しめるゲームでした。
というのも裏でデビルメイクライ5をトロコンしようとしていたのですが、
そっちとのギャップでこっちが天国に感じたので、
ラチェクラを挟まなかったら人間として大切な何かを失っていたかもしれません。
ゲーム自体の良かった点を挙げると、
まずグラフィックは文句なしで、
次元移動の軽快さやホバーブーツでの高速移動など操作面も文句なし、
武器の種類が豊富で色々な武器を駆使してアクションをするので、体力の多い大ボスと戦うのはとても楽しかったです。
一部武器が便利すぎてゲーム自体の難易度を下げてしまっているんじゃないかと感じることもありましたが、
経験値と残り弾数のバランスが良くて、一つの武器を使い続けるより幅広い種類の武器を使ったほうがメリットが多く、
結果的に色々な武器を状況と成長具合に合わせて使っていくので戦闘で飽きが来ることはありませんでした。
なによりPS5タイトルの強みを生かしたデュアルセンスのギミックをフル活用している操作感覚は、
他のアクションゲームでは体感したことがない特別なもので、
PS5を購入したらとりあえずセットでラチェクラも買えば一通り楽しめるというものになっています。
個人的に特に気に入ったのが、後半手に入るヘッドハンターというスナイパーライフルで、
照準ボタンを半分押しこむとスコープを覗いて、全部押し込むと一時的に敵がスローになるという仕組みで、
ゴールデンボルトを複数集めるとRPGというモードを選択できるようになりダメージが表示されるようになるのですが、ヘッドハンターでヘッドショットをするとクリティカルダメージが出ているのがわかりやすいので使っててめちゃくちゃ楽しい武器でした。
あと、実質最強武器のRYNO 8もパラレル・トラブルの次元移動を利用した武器で、
ホライゾンの機械が降ってきて敵にぶつかって大ダメージを与えたりと使ってて楽しかったです。
ラリタニウム稼ぎのためにアリーナを周回しているときは、ボスにRYNO 8を使って瞬殺するのがストレス緩和にだいぶ貢献してくれました。
最後に、
逆にこのゲームの気になった点をあげていくと、
まずセールスポイントの次元移動がステージギミックでしかなかったことが残念でした。
最初に期待外れのところもありと書いたのがそこです。
過去作のような宇宙船による惑星移動はなく、全てのステージをシームレスに移動できて複数のフィールドを一度に共有する多層的ステージ構成を期待してたのですが、
あくまでも次元移動は一部惑星のステージギミックや、ボス戦の演出に留まっていて、期待していたものよりだいぶ薄い要素でした。
黄色い次元の裂け目にフックショットを飛ばして移動するギミックも、
次元移動のように見せているただのスイングショットなので、
フックショットをひっかけるオブジェクトがある場所に移動するという、
同じインソムニアックゲームズのゲームで例えるとスパイダーマンの移動を派手にしたものでしかないので、
思っていたのと違うなと感じてしまいました。
あとグラフィックは文句なしなのですが、
次世代機のタイトルでセールスポイントとして挙がるレイトレーシングは正直わかりにくい変化で、
水たまりがあるところでしか変化に気づけませんでした。
これはまだまだ手を加える余地のあるシステムだと思うので、
これから次世代機タイトルに当たり前にレイトレーシングが使われるようになれば印象も変わるかもしれませんが、
少なくとも現状フレームレートを犠牲にしたりオブジェクトを減らしてまで使用するメリットがあるかと言われるとまだないと言えるかもしれません。
あとこれは個人的に一番残念だったことですが、
微妙に世界観の作りこみが甘いのが気になってしまいました。
例えば、基本的にこのゲームは主にリベットの次元で冒険をするストーリーなのですが、
最初ラチェットがリベットの次元に飛ばされた時に、武器屋の武器説明動画を見ると、
リベットの次元なのにラチェットが映っているんです。
リベットが武器屋で買い物をしてもラチェットが映っているわけです。
そして、序盤のリベットとラチェットがコンタクトをとっていない状態でも二人の武器は共有されていて、
ラチェットがホバーブーツを手に入れればリベットも手に入れるし、リベットが武器を成長させればラチェットの武器も成長するという謎の同期現象が起きています。
武器の種類が大量にあるのだから、ラチェット専用武器とリベット専用武器を分けてそれぞれのキャラクターの個性を引き出すシステムにしたほうが絶対面白くなっていたはずです。
せっかく主人公が二人いるのにアクションゲームとしてキャラクターごとの変化がないので、非常に勿体ないです。
本編クリア後に二人の武器、アイテムが共有されるとかゴールデンボルトの特典でお互いの武器が使えるようになるとかいくらでもやり方はあったと思うので、もし次回作があるなら主人公が二人いる利点をもっと生かしてほしいです。
ストーリー面では主人公が二人いる利点は良くいかされていたと思うので、
ほんと勿体ないなという感じです。
あとこれはもう完全にミスだと思いますが、
序盤にラチェットのいる惑星からリベットのいる惑星に移動して操作キャラクターがリベットに切り替わった時、
壊れた宇宙船を修理するサブイベントがあるのですが、
これをメインストーリーの進行より優先してクリアすると、
ラチェットのいる惑星に移動して操作をラチェットに戻すことができます。
その際、ストーリー上はまだラチェットとリベットは接点がなく、
お互いの名前も知らない状態なのですが、
「ラチェット大丈夫かな」的なラチェットを気にするようなセリフを吐きます。
同じようにラチェット操作で宇宙船に乗り、リベットに操作を移すと、
「リベット何してるかな」的なリベットを気にかけるようなセリフを吐きます。
もうこれを見た時は、
「嘘だろ・・・」と
2021年の現代、
次世代機と呼ばれる最先端ゲームでこんなバカみたいな矛盾が発生して良いわけないだろ!!!
と序盤にして不満を爆発させてしまいました。
結果的には全体的に満足できるゲームだったのですが、
最後までこの矛盾が頭から離れず、
ずっと気になり続けていたので、
今からでもアップデートで修正するべきだと思います。
あと、細かい不満をあげるならば、
次世代機のスペックを駆使しているからなのか頻繁にエラーでゲームが落ちます。
ただ、復帰が早いのと、ほとんどゲームの進行に影響がないところから再開するので、
ストレスはあまり感じなかったのが救いでした。
あと2にあった宇宙船での戦いがないとか、
メルモビーム系の面白武器が少ないとか、
ランチャーNo8がないとか、
細かい不満をあげれば結構きりがないですが、
トータルで言えばとても楽しいゲームでした。
せっかくPS5が手に入ったのにやるゲームがないな、
という人はとりあえず購入してOKなタイトルなので、
大人も子供もおねーさんも買ってみると良いと思います。
というわけで終わります。
お疲れさまでした。