【どうなってんだ世田谷区】さくらがんばる!新装版を買った話

2018-08-21

こんばんは。

世界的にも有名な人気格闘ゲームストリートファイター

正直僕自身は「昔から近所のゲーセンででぶいぶい言わせてた」なんてこともなく、
プレイ経験も知識もかなり浅い太郎君1号なのですが、

この漫画は好きで過去に所有していました。


ストリートファイターZERO2さくらがんばる!です。

作者は中平正彦先生、
これの前作にストリートファイターZERO
続編にRYU FINALという漫画を描いてらっしゃいます。

以前この漫画は「実質完全版」としてコンビニ本が発売されていまして、
発売当時は全巻所有していました。

忘れもしないあれは高校2年生の時・・・。

カヌー部の練習中に前日の台風でまっ茶色になっていた川へ転落、
一発で(なぜか)インフルエンザを発症し学校を休んでいた時、
病院帰りに立ち寄ったコンビニで売っていたのがこの中平正彦先生のストリートファイターでした。

気まぐれで購入し帰宅後何気なく読み始めたところめちゃくちゃ面白い

高熱が出ていることも忘れて夢中で一気に読み進めました。

この漫画に影響を受けてPS2のストリートファイターZERO全部入り(だったとおもう)のソフトを買ってひとりで黙々と遊んでいたのも今ではいい思い出です。


抽選でサインを入れてもらえるキャンペーンをやっていたのですが、残念ながらその抽選には漏れてしまったようです。ざんねん。

その後何年かはたまに読み返したりしていたのですが、
2011年の震災で全て消失しそれ以降読む機会を失っていました。

そして初めて手にしてから10年以上経過した今年の7月、
TwitterのTLにたまたまこのさくらがんばる!復刊ドットコムから復刊するとの報が流れ、
その日のうちに予約しました。

届いて早速(仕事をしながら)久しぶりに読んでみたのですが、
やっぱりこの漫画は面白い

ストリートファイターとしてまだ未熟ながらも天才的なセンスと強い想いで戦い抜いていく主人公春日野さくらの精神面がよく描かれていて、
戦闘描写も丁寧でとても読みやすいです。
さくらのひたむきさや性格に影響されて仲間がどんどん増えていくのも読んでいて気持ちが高まります。

というか初めて読んだ10年前には感じませんでしたが、今になって
こんないい女いねえよ!という、
創作世界への嫉妬を感じてしまいました。
恥ずかしい限り、悪い年のとり方をしたようです・・・。

月並みな言い方ですが読んだ後元気になる漫画と言えます。
正のエネルギーに満ちています。

RYU FINALのダッドリー戦が好きで何度も読み返した記憶が強いのですが、

もういっそ全部復刊してくれませんか復刊ドットコムさん

真ん中のさくらがんばる!を最初に復刊するのはちょっとずるいですよ。

前後が読みたくなるに決まってるじゃないですか。

というわけで復刊に期待してます。

追記:復刊されました。

ちなみにこれは有名な話で、この新装版の帯にも書いてあるのですが、
ストリートファイターVにも参戦している神月かりんはこの漫画からゲームへの逆輸入です。

2017年のEVO決勝戦の動画が記憶によく根付いています。

「ストリートファイターZERO3発売当時のカプコンスタッフからも愛されていた漫画だった」
とあとがきにも書かれているのですが、
最新のシリーズでも現役キャラなのは凄いことだと思います。

漫画のキャラクターとしてもユーモアあふれる描写が多く、春日野さくらよりむしろ神月かりん好きが読むべき漫画と言えるのではないでしょうか。

将来的にはこの漫画の神月かりんのように世田谷区全域を封鎖してストリートファイト大会を開催したり、
神月流歩行術を習得して飛行機の上で戦闘をこなしてみたいものです。

ほかにもこの漫画からゲーム本編へ逆輸入された設定が数多くあるらしく、
調べれば調べるほどゲーム本編へ与えた影響の大きさがわかります。

強いて今回の新装版の不満点を挙げるならば、
少し紙が安っぽいのとカラーページがモノクロで印刷されているところですが、
カラーの原稿等はもう残っていない可能性が高いので、
細かいところはもうしょうがないのかなとも思います。

その分この新装版には、
以前同人誌として世に出たらしい番外編さくらがんばる!最終章・卒業が収録されているので、
震災で失わずコンビニ本を今も所有していたとしても購入していたと思います。

元々ストリートファイターにあまり興味がなかった僕でも楽しく読むことが出来たこの漫画を、
機会があったら多くの人に読んでほしいです。

今度こそこの漫画は永久に本棚に納めさせて頂きます。(津波が来なければ)

あと復刊ドットコムに前後作の復刊リクエストも出しておきます。

終わります。

お疲れさまでした。