ブラッドボーンをトロコンした話

2018-11-06

created by Rinker
ソニー・インタラクティブエンタテインメント

こんばんは。

ここ数週間仕事とブラッドボーンを延々やり続けるマシンと化していたのですが、
やっとトロコンまでたどり着き呪縛から解放されました。

プレイ時間は約158時間くらいです。(3周分ですがかなりかかってる方だと思います)

ブラッドボーンを購入したのが去年の夏、
ドラクエⅪの発売一週間前のこと。

ドラクエⅪの発売にゲーム意欲を刺激されていた僕は、
以前からひとに勧められていたブラッドボーンをPSストアのサマーセールで購入し、(2600円くらい)
ドラクエⅪ発売までの1週間でなんとかクリアしました。

フロムソフトウェアのゲームは初プレイだったので、
その驚愕の難易度に何度も心を折られそうになりながらも、
ゲーム忍耐とゲーム意欲でラスボスゲールマンから勝利をもぎ取った時の達成感は、
僕の想像をはるかに超えるものでした。

しかしクリアしても正直ストーリーがあまり理解できないのに加えて、
クリア後に攻略サイト等を見てみると出るわ出るわの未回収イベント&ボス。

「こりゃ本腰入れてかからないとだめだ」


いったんブラッドボーンから手を引き、
ドラクエⅪや後に発売するロストスフィアをプレイすることにしました。

そして今年の10月半ばくらいに突然ブラッドボーン熱が湧き出した僕は、
その少し前にデビルメイクライ1・2・3をトロコンした勢いもあり、
「せっかくやるならトロコンだわぁ」とトロフィーコンプに動き出したのです。
(デビルメイクライトロコンはこちら

そして攻略サイトを見ながらのイベントやアイテムの回収、
1周目でスルーしていたボスたちと戦ううちに、
僕はブラッドボーンをちょっと1周クリアしたくらいで何かを成し遂げたと勘違いしていた事に気付いたのです。

なんだこの武器の豊富さは

なんだこのアイテムの説明は

なんだこのNPCの切ないストーリーは

と出るわ出るわのおもしろ要素。

1周目を特に調べずに駆け足でクリアしたのはそれはそれで良いとして、
2周目以降を攻略サイト等を駆使して舐めるようにプレイするのがここまで楽しいとは
となんとなくゲームプレイの初心を思い出すような感じでした。

ちなみに1周目は、
右手武器がルドウイークの聖剣で銃が初期装備の獣狩りの短銃、
クリアタイムは記録していませんが、
ゲーム開始から聖職者の獣をスルーしてのガスコイン神父撃破まで9時間かかるというとんでもないグチャグチャプレイでした。

というのもプレイし始めて右も左もわからなかったので、
当然のように聖職者の獣をみつけられずスルーし、
それによって啓蒙を得られないのでレベルアップもできず、(人形が動かない)
さらにはショートカットも良くわからないままアイリーンさんに喧嘩売ったりしてたので、
ある種貴重な初見攻略的面白さはあったと思います。
よく道にも迷いました。

そのデータを引きついでそのままトロコン作業に入ったのですが、
当然聖堂街上層のボスや聖杯ダンジョンのボス、
カインハーストのボスもDLCのボスも未接触なのでとても新鮮なプレイでした。

特にDLCはとてつもなく面白く、

ボスで言うならマリアとゴースの遺子は格別な戦闘体験でした。

Bloodborne® The Old Hunters Edition_20181031222804

銃パリィを駆使して戦う人型ボスはとにかく楽しい。
マリアはそこまで時間をかけずに倒せましたが、とにかくゴースの遺子は強い

「こんなんどうしろというのだ・・・」

と最初は意気消沈するほどの強さだったのですが、
だんだんと負けを重ねていくうちに相手の攻撃パターンが読めるようになり、
パリィをとれる攻撃を選別できるようになり、
相手の隙を突き体力を削れるようになる。

という、

戦闘の面白さが濃縮した極上の時間でした。

そのゴースの遺子を倒した後に聖杯ダンジョンの攻略を始めたのですが、(トロフィー トゥメルの女王、ヤーナム 獲得の為)

なにか物足りない

2周目という事もあり最初は敵の強さも紙屑のようですし、
かと思えば呪われたトゥメルの冒涜では最大HPを半分にされ旧主の番犬で地獄を見るのですが、
僕の脳裏には常にマリアとゴースの遺子がちらつくのです。

そして意を決して呪われたトゥメルの冒涜をクリアした段階でいったんプレイをやめ、
新しいデータで再度1周目を始めることにしました。

エンディングが3種類あるので3周する必要があることは前もって知っていたのですが、
新1周目として3周目をプレイする予定は本来ありませんでした。

しかしどうしてももう一度マリアとゴースの遺子と戦いたい一心で再度キャラクター作りをはじめ、
2周目と新1周目(実質3周目)の攻略を同時進行ではじめました。

せっかく新しく始めるなら目標を持った育成にチャレンジしてみようと、
内臓攻撃に特化した技術ビルド、
結果的には落葉ビルドに育成方針を定めて初期装備を人気のない仕込み杖にしました。

しかしこの仕込み杖が結構使いやすい。

何やかんや仕込み杖一本で落葉ゲット(マリア撃破)まで進めることができたわけですが、
何の問題もなく強武器でした。

1周目はとにかくノコギリ鉈とルドウイークの聖剣でぶん殴ってクリアしたので、
こういう武器の面白さに気付くのもまた楽しさの一つだと気づきました。

そして何より驚いたのが1周目がめちゃくちゃ簡単になっている事です。

目に見えて技術がついていて、ほとんど苦戦する事無く攻略してしまいました。
(でもいろいろ寄り道したり苦戦するところもあったので落葉ゲットまで19時間くらいかかりました)

一度銃パリィや立ち回りを覚えると後はそれの応用なので、大体の敵に対応できるようになります。

新1周目のガスコイン神父が仕込み杖で1分で撃破出来たのは我ながら成長したなと色々実感できました。

そしてのちにトロフィーコンプには関係のない新1周目でのゴースの遺子を回復縛りで倒すことにも成功しまして、
新1周目にはトロフィーコンプの枠を超えたやりこみの世界の広がりを感じました。

(2019年1月12日追記:せっかくなのでゴースの遺子の動画を上げました。)

PS4本体に録画した映像を見ながら、
「恐らくあのミスが無ければノーダメもいけた」
「次はもっとうまくやれる」
とだんだんストイックになっていく思考から、
縛りプレイに発展していく人の気持ちが理解できたように思います。

最終的にエンディングは、
1周目が3本目のへその緒の重要性を全く理解していなかったので、ゲールマンを倒して終わりの遺志を継ぐ者

2周目がすでにゲールマンの武器を所有しているので、ゲールマンに介錯されて終わりのヤーナムの夜明け

新1周目(実質3周目)が3本目のへその緒を3つ以上使用してゲールマン後に月の魔物を倒す幼年期のはじまりでゲームを終え、
トロフィーコンプとなりました。

Bloodborne® The Old Hunters Edition_20181106212301

1周目の時に死ぬほど苦戦したゲールマンを新1周目では1回で倒してしまい、
続く初見の月の魔物も1回でクリアしてしまったのですが、

こうして2周目と新1周目を経験して出した結論としては、

トロコンをするなら1周目を3回やって全部違う武器で攻略したほうが楽しい

です。

これからトロコンを目指す人はぜひそうして頂くことをお勧めします。

ちなみに3周して苦戦したボスを挙げると、

黒獣パール
DLCのローレンス
エーブリエタース(の突進)
呪われたトゥメルの冒涜の旧主の番犬

の4体です。
(ボス以外であげるなら落葉取得時のでかい魚人2体とガトリング銃取得時の洞窟の狩人)

この4体はもう攻略したというよりは、
「いやな攻撃が来ない事を祈りながらゴリ押して倒した」

という感じで良い印象がありません。

特にDLCのローレンスは、
ソロプレイで「虫」を手に入れるために啓蒙を消費してヴァルトールさんを呼んだにもかかわらず、
倒す直前にヴァルトールさんが死んでしまい自ら自害することが何度かあり、
しかも最終的に倒すのと同時にヴァルトールさんが死に「虫」が5匹揃わなくてヴァルトールさんをエレベーターで殺すことになってしまい非常に心残りです。

「虫」の使用状況は周回プレイで引き継がれるらしいので、もう1周すればイベントを完遂できますが、
トロコンしたことによってその意欲も薄れました。

まるで漁村の呪いを海が受け容れたように、
僕のブラッドボーンに対する熱はトロフィーコンプという器にすっぽりとはまってしまったのです。

今はただ2の発売を待つだけのいちブラッドボーンファンとしてひっそりと待とうと思います。

でももしかしたらダークソウルリマスタードの初プレイに挑戦してみるのも面白いんじゃないかと最近色々調べています。

(後日ダークソウルリマスタードもトロコンしました。)

ちなみにトロコンする際にお世話になった攻略サイトがこちらこちらになりますので、
トロコンする意思のある方は利用してみてはいかがでしょうか。

というわけで終わります。

お疲れさまでした。

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