劇場版 フリクリ オルタナ を観た感想を書きなぐる ※ネタバレ有

劇場版 フリクリ オルタナ を観た感想を書きなぐる ※ネタバレ有

2018-09-08

こんばんは

以前から楽しみにしていたフリクリオルタナを観てきましたので感想を書きなぐります。

なおネタバレに配慮するといった器用なことはできませんのでご了承ください。

 

内容に触れないよう書けることを書くなら、

・OVAと同じく6話編成
・OVAは一応観ておいた方が良い
・OVAとは別物だと割り切った方が良い

という事くらいです。

OVAをBDで観るなら海外版がおすすめです。(安価だから)

追記:2018年9月24日現在
アマゾンプライムビデオにフリクリOVAが追加されました。

 

 

 

では、内容に触れていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

面白かったと言っていいでしょう。

 

「フリクリの設定を全く違うアニメに持って行ったらこんな感じになりました」という感じです。

フリクリの基本的な設定
・宇宙警察フラタニティ
・メディカルメカニカ
・N.O
・フラタニティに所属するハル子
・メディカルメカニカのアイロン型兵器

等はそのままで
OVAとは全く違う世界観の物語が展開されます。

 

監督も違うのでOVA版フリクリにあったマッドな世界観や秀逸なセリフまわしや激しいアクションはかなり控えめです。
普通にテレビで放送されるようなアニメのテイストに近いです。
それってフリクリとしてどうなの?と思うかもしれませんが、

これはこれで面白い。

 

ちなみにOVAの監督を務めた鶴巻和哉監督ですが、今作ではスーパーバイザーという形でかかわっています。

スーパーバイザーがどういう立ち位置なのかよくわからないのでよく知りたい人は調べてください。

 

パンフレットに今作の監督を務める上村泰監督のコメントがあるのですが、

オルタナがOVAと違うテイストなのは、先に製作が始まっていたプログレがかなり大暴れした内容になるらしかったので、
意図的にテイストをずらしてフリクリの内面描写(同調圧力)を意識したかったとの事です。

OVA版をフリクリAとしたら
オルタナがフリクリB
プログレがフリクリC
という感じで
住み分けできてる感じです。

 

一応パンフレット情報によると、
OVAとオルタナは同じ世界線のはなしであるという事なのですが、
ハル子のキャラクターがだいぶ違います

これに関してはハル子役の新谷真弓さんのコメントにあるのですが、
スタッフが違う以上OVAと同じ描き方をするのはもう無理なので、(そもそもOVAも話によってテイストが大きく変わる)
OVAのハル子に囚われすぎない作り方をしたとのことです。

 

実際印象としては、
OVAの表裏がよくわからないミステリアスなハル子というよりは、
フラタニティとしてちゃんと仕事してるハル子という印象が強くて、
「何真面目に仕事してんねん」というツッコミを心の中で唱えてました。
アトムスクを追っているような描写もなく、OVA以前の話であると言われた方がしっくりくるかもしれません

最後まで見てもOVAとの関連性はほぼ無いのですが、
最終話のラストの方で一瞬OVAの映像が流れます。

それにどういう意味があるのかは正直全くわかりません

その辺の明確な答えを出すのは無理なのかもしれませんがそれはOVAも似たようなものなので、
想像にお任せされたと思っています。

 

 

 

上にも書きましたが、
オルタナは劇場作品なのにOVAと同様6話構成で、

OVA
1話フリクリ
2話ファイスタ
3話マルラバ
4話フリキリ
5話ブラブレ
6話フリクラ

と同じように

オルタナ
1話フラメモ
2話トナブリ
3話フリコレ
4話ピタパト
5話フリステ
6話フルフラ

と明確に話がわかれています。

これはそもそもがOVAの巻数に合わせて分かれているのですが、

劇場版でも分ける必要あるか?と言われたらちょっと微妙です。
(逆に劇場版である必要があるか?とも言えます。)

 

 

てっきり

フリクリ
1話フリクリ
2話ファイスタ
3話マルラバ
4話フリキリ
5話ブラブレ
6話フリクラ
劇場版オルタナ、プログレ

という感じだと思っていたので、劇場で観るにはテンポの悪さを感じました。

話が終わる度に無音になるので劇場の空気が気まずくなります。

 

ここはOVAにならって話の間に毎回EDと次回予告を入れてほしかったと声を大にして言いたいです

各話ごとの余韻を整理する前に次の話が始まってしまうので最初は戸惑いますし、
EDの「Star overhead」が本当に良い曲なので最終話の後に一回だけ流れるのももったいないです。

2話以降はEDの映像を微妙に変化させていったり、
4話くらいまでいくと途中でハル子が出てきて「あと2回流れっから」とか言って欲しかったです。

 

BD版ではそういう風に編集してくれないかなと期待したいのですが、

残念ながら劇場で販売された劇場先行限定版BDではそのような編集はされていませんでした。

 

なぜ知っているかというと

 

 

買ったからなんですけどね。

これを書いている段階ですでに通して4回ほど視聴しています。

 

こういう劇場で上映した作品をすぐBDで販売するのってどうなの?

と思っていたのですが、
気づいたら買ってました。

 

ちなみに普通にBDを買うならプログレとセットのものを買った方が良いので少し我慢するのをお勧めします。

そっちにはピロウズのコミコンライブのBDが付くらしいのでお得です。
というかそれ目的で買っても良いと思います。

 

 

 

 

ちなみに各話ごとの感想を書いていくと、

↓のようになるのですが、長いので時間があるとき読んでください。

 

①フラメモ

開幕流れる「白い夏と緑の自転車 赤い髪と黒いギター」のイントロが最高です。
ただ学校の描写が進むと「あ、これはOVAのノリではないな」と気づきます。
ハル子がスルッと初登場するのは意外でしたが、後半に窓を突き破って登場してからの戦闘シーンは素晴らしいとしか言えません、
実にフリクリな動きをしていると思います。
ただ「まさか巨大化するとはねー」というセリフはハル子らしくないセリフだと感じてしまいました。

あとメインの4人がペットボトルロケットを作る時に流れる「MY FOOT」が非常に良かったです。
普通のテレビアニメだったらこの1話で次週以降も視聴確定できます。

 

②トナブリ

ヒジリーの話ですが始まり方がOVA3話を彷彿とさせます。
ここでも「白い夏と緑の自転車 赤い髪と黒いギター」が流れますが選曲は素晴らしいとしか言いようがありません。
戦闘シーンもスピード感があって好きですがパロディが荒いです。
マイケル・ベイネタは海外に媚びたんだと思います。
「Freebee Honey」を戦闘BGMに使ってくれたのはとても良いですし、カナがぶん殴られるところとヒジリーが爪をかみ切るシーンが好きです。
ヒジリーの彼氏はゴミクズくそ野郎なので嫌いです。

 

③フリコレ

モッさんの話ですが、この話が最もフリクリらしくない話だと思います。
まともな戦闘シーンがないのは致命的です。
モッさんには好感が持てるので良い話ではあるのですが、ラップとかファッションショーとかは正直余計でした・・・。
フリクリ的解決に期待したかったです。
「人間が生きものの生き死にを自由にしようなんておこがましいとは思わんかね」はおもしろかったです。

 

④ピタパト

ハル子が佐々木を誘惑してカナのN.Oを刺激する話ですが、恐らくOVA4話のナオ太が父親に嫉妬する話のオマージュなのだと思います。(違うか?)
少女漫画タッチになるところとバスケバトルが好きです。
というか4話全体が少女漫画原作のアニメみたいな感じです。
ちなみにカナの父親が意味深に何度か出てくるのですが、この父親が物語に絡むことはありません。
父親の名前は元男らしいです。(パンフレット情報)

あと途中で会話に出てくるDANDANだんく!とは
こちら→https://www.mangaz.com/book/detail/44041
マンガ図書館Zで合法的に無料で読めるので読みましょう。

 

⑤フリステ

メディカルメカニカの例のアイロンが登場し、ペッツのキャラクターが掘り下げられる話です。
今年の夏は記録的猛暑として話題になりましたが、オルタナではアイロンが世界中に出現したことによる猛暑という事になってまして、そりゃ暑いわと思いました。
「今時の共学の女子高生は真面目に帽子かぶってプールに入ったりしねーよ」というつっこみをハル子に入れてほしかったです。

ちなみに
これが蕎麦屋のおっさんの出前用ベスパなのですが

OVAのハル子のベスパはこのベスパであることがこのシーンと最終話で判明します。
オルタナがOVAの前日譚説濃厚とみていいと思います。

戦闘シーンで「LAST DINOSAUR」が流れたのはファンサービスだと思います。非常にうれしかったです。
この話でカナのN.Oの威力が半端でないことが判明するのですが、ハル子と一緒に「やるじゃん」と心の中で言ってました。
カナの叫びもむなしくペッツは火星に移住してしまうのですが、火星の環境やその後どうなったのかも一切語られることがありません。(火星っぽい映像は最後に一瞬だけあります)
出さなかった進路希望の伏線も回収されることはありませんし、カンチ型ロボットの説明もありませんが、
この「全部説明してやる必要ないでしょ」感は実にフリクリ的だと思います。

 

⑥フルフラ

最終話なのですが、ハル子の余裕のなさが目立ちます。
OVAにおける「衛星爆弾が降ってきても余裕こいてるハル子」との違いに少し戸惑いますが、
「地球の為に頑張ってるお姉さん」というポジションが良い味を出しています。
というかこの最終話自体が「世界の終わり前の悲壮感」があって好きです。
もう完全にカナのN.Oに頼るしかないんだなという最後の切り札としての役割が明確になります。
そもそもOVAのアイロンは起動する前に阻止した上に、他にもアイロンがある描写がなかったので世界の終わりという感じではなかったのですが、
今回は明確に他の地域にもアイロンが設置されている描写があるので「ああ世界が終わるのか」という妙なむなしさがあります。
そんななか「Fool on the planet」をバックにロケットを飛ばしてくれるのは良い演出だったと思います。
カナたちの悲壮感を切り裂くようにハル子が登場して「バッドエンドは好きじゃない」のシーンはOVAにおける「クライマックスだ!」と比べると弱い気もしますが僕はものすごく好きです。
もともと残された人類を火星に転送するためにカナのN.Oを利用しようとするのですが、カナのN.Oが超次元すぎてなんかもうよくわからない事になるシーンはBGMも相まってなんかよくわからないまま泣いてました
パンフレットに「Thank you, my twilightをラストシーンに使うのは最初から決めてました」と書いてあるのですがナイスとしか言いようがありません。
入国管理局の人が「半重力反応だ!」とか「エキゾチック反応だ!」(エキゾチックマニューバ?)とか「事象の地平線だ!」とかよくわからない事を叫びますが、
とにかくカナがとんでもないことをしていることを肌で感じます。

ラストに起こったことをまとめると
・カナが地球上のプラント(アイロン)をN.Oで消し去る
・ブラックホールが出来ちゃう
・ハル子がふっ飛ばされてOVAの映像とともに火星っぽい星に行く
・火星なのか第二の地球なのかよくわからない星が地球の空にある

という見直しながら文章としてまとめてもよくわからない事になります。

特に「OVAの映像」と「ラストの惑星」が全くわからないのですが、
もう上のまとめ自体が間違えてて、みんな消滅した後再構築された別次元の話に移行したのかもとか、
もしかしてOVAにおけるアトムスクはカナのことだったんじゃとか、
考えだしたらキリがないモヤモヤ迷宮にはまっているわけです

 

このモヤモヤ・・・フリクリじゃん!

というよくわからない結論を出して昨日は爆睡しました。(15時間寝ました)

 

 

今後公式な何かでこのモヤモヤに終止符を打つことに期待したいのですが、恐らくないでしょう。
フリクリOVA視聴後にスパッと切り離された僕の脳みそは、またフリクリオルタナにスパッと切り離されたわけです。

あの入国管理局のおじさんはどうなったんだ!とか
火星に行った人々はどうなったんだ!とか
空に浮かぶ惑星はなんなんだ!とか
ハル子はどこに行ったんだ!とか
あのOVAの映像は何を意味していたんだ!とか
カナの進路はどうなったんだ!とか
カナのお父さんは結局なんだったんだ!とか
あの蕎麦屋のベスパは!とか

もう答えの出ない問題を抱えてこれからも生きていかねばならないのです。

 

 

 

ああフリクリだわ・・・。

 

 

としか言えません。

 

オーディオコメンタリーとかに期待します・・・。
(前日譚なのかそうじゃないのかだけでも一言ほしいです)

 

 

 

ちなみにフリクリオルタナプログレに合わせて発売されたCDがあるのですが、

 

 

この映画を観て面白いと思った人及びピロウズファンであれば向こう10年は聴けるCDですのでおすすめです。

僕はピロウズ楽曲だけ入った方を買いましたが、
ピロウズが関係なさそうなBGMが結構使われてるっぽいので、COMPLETE CDの方も良いかもしれません。(COMPLETE CDにはFool on CooL generationが丸々はいってます)

オルタナで使用されたピロウズ楽曲は、

・白い夏と緑の自転車 赤い髪と黒いギター
・MY FOOT
・天使みたいにキミは立ってた
・Freebee Honey
・LITTLE BUSTERS
・LAST DINOSAUR
・I think I can
・昇らない太陽
・Fool on the planet
・Fool on the planet

なので、

どうやらプログレとだいぶ曲が被るようです。

ただパンフレット情報で、

「プログレはかなり大暴れした内容になる」
とのことなので、
オルタナとは別のベクトルで期待したいと思います。

 

 

長々書きましたが終わります。

 

お疲れさまでした。

失礼します。

 

※なんか色々情報を得次第内容を更新するかもしれないので許してください。

 

 

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