【オカルト】ひとに言っても信じてもらえない話その② 母の体験した怖い話

2020-09-14

こんにちは。

夏も終わろうとしていますが、
せっかくなので身の回りで起きたオカルトなお話を一つ書きたいと思います。

 

僕は2歳の頃に両親が離婚してから極貧生活を続けていまして、
小学校に通っていた6年間は床は抜けるわ雨漏りはするわで、正直今思い出しても良く住めてたなと思うほどのぼろ屋に住んでいました。
僕と母と当時いた姉にネコ二匹で生活していたのですが、
そんなぼろ屋に住むしかないほど生活は困窮し、母は朝から夜遅い時間まで働き詰めでした。
(ぼろ屋であることはこの先の話に直接関係はありません)

 

そのぼろ屋での生活にもいつの間にか慣れ、
住むのも苦ではなくなっていた小学校4年生くらいの頃、
母に異変が起きました。

 

当時30代だった母が疲れからなのか見るからにやつれ、
仕事を休むようになりました。
母曰く「毎晩寝てるときにうなされる」とのこと。

 

詳しい話を聞くと、
毎晩眠っているときに大きな蛇に全身を締め付けられて、
苦しさに耐えながらそばにいるひいおばあさんの手を必死に握り「おばあちゃん助けておばあちゃん助けて」と念じているといつの間にか日が昇っているらしいです。

ひいおばあさんは平成9年僕が小学校3年生の頃に亡くなっています。

 

正直話を聞いた時は「ぽかん」と、
普段変なことを言ったりしない母が何を言い出したんだろうと、
よく理解していなかったのですが、
母がそれを親戚に相談すると話が大きく動きはじめました。

 

僕が物心ついたころにはすでにひいおばあさんはアルツハイマーを発症してボケてたので全く知らなかったのですが、
実は生前祈祷師をしていたらしく(親戚からはインチキ霊媒師と呼ばれてたそうです)、
言われてみれば幼少期に仏教系の幼稚園に通わせられたり数珠を与えられたりしてたなと、色々と思い当たる節はありました。

 

母の話にひいおばあさんが出てきたことで、
インチキ霊媒師とからかっていた親戚一同が「もしかしてひいおばあさんが亡くなった事が関係しているかもしれない」と思い、
当時のひいおばあさんの同業者だった人と連絡を取り、住んでたぼろ屋に直接来てもらう事になりました。

 

その日のことは割と鮮明に覚えていまして、
田舎に普通にいそうな老夫婦が突然家に来て、母と色々と話をはじめました。
老夫婦のイメージはこないだアマゾンプライムで観た「来る」に出演してた柴田理恵さんが丁度そんな感じでした。

母がひいおばあさんの同業者の方と話をしている間、
僕は隣の部屋で普段通り過ごしていたのですが、
母が僕のいた部屋に来ると「ちょっと手伝ってほしい」と言い出しました。

 

ひいおばあさんの同業者の方曰く、
「ひいおばあさんから母にあげた人形があるはず」
「その人形は顔がよくあるソフトビニール素材で出来ていて体がピンクの布のような素材で出来ている」
それを探してください
とのこと。

 

ただその話を聞いた限りでは僕含む家族全員は「そんな人形ないよなぁ・・・」という意見で一致していて、
ぼろ屋に引っ越してきたときに、普段遊ばないおもちゃの類はすべて衣装ケースに入れて押し入れの奥にしまっていたので、
一応念のためその衣装ケースも全部開けての大捜索が始まりました。

 

4つほどあった衣装ケースを全て押し入れから出し10分ほどたった頃、
母が「あった!」と声をあげました。

母が手にしていた人形は確かに上に書いた情報と一致していて、
実際母がひいおばあさんにもらったものだったらしいのですが、
何よりもその時その場にいた僕含む家族3人が、その人形を見つけた瞬間に「そういえばこんな人形あった!」と急にその存在を思い出しました。

 

ひいおばあさんの同業者の方曰く、
「母を毎晩締め付ける蛇はひいおばあさんが供養していた無縁仏や先祖の霊で、供養していたひいおばあさんが亡くなった事で孫である母に行ってしまった」
「その人形にはひいおばあさんが入っている」(ひいおばあさんの加護がある的な意味だと解釈しています)
「その人形の存在を家族全員が忘れてしまっていたことが良くなかった」
「この家(住んでたぼろ屋)には仏壇がないから扉だけの小さいもので良いので仏壇を買って、人形と一緒によく人目に付く場所に置いてください」
とのことでした。

 

順番に整理すると、
ひいおばあさんが供養してた無縁仏や先祖の霊というのは、
実家に置いている仏壇に実際に飾られてる写真の人物たちのようです。

↑実際の写真

 

そしてひいおばあさんが供養していた方々が母のところに行ってしまったのですが、
ひいおばあさんが母にあげた人形小さい仏壇を、家の人目につく場所に置けば防げる。
との事でした。

その話をするとひいおばあさんの同業者の方は去っていき(母がいくら渡したかは知りません)、
すぐ扉だけの小さい仏壇を買って、見つけた人形と一緒に当時居間として使っていた部屋の棚の上に置きました。


↑ちょうどこんな感じの小さい仏壇を買ってました。

 

その後母は本当にうなされることがなくなり、
それ以降そういった話を聞くこともなくなりました。

 

 

 

 

 

 

そこで話が終われば良かったのですが、

2020年9月14日現在
僕にはそれにまつわる悩みがあります。

 

①昨年母が亡くなった事

昨年母が亡くなった事はブログにも書いているのですが、
その一か月後、
アルツハイマーを発症して入院していた祖父も亡くなった事で、
僕が実家の主となり仏壇や墓の管理などを行っています。
母が亡くなった事でひいおばあさんから母に引き継がれたものはどこへ行ったのでしょうか

 

②母が亡くなった日付と年齢

実はひいおばあさんが亡くなった1年後におばあさんが亡くなっているのですが、
母が亡くなった日付と年齢と最終的に患った病気がおばあさんと一致しています。

ひいおばあさん 享年:資料が手元にないので確認中
        亡くなった日:1997年4月21日
        死因:アルツハイマーで入院中の老衰

おばあさん   享年:56歳(満55歳)
        亡くなった日:1998年4月26日(今回書いた出来事が起きた年)
        死因:肝臓のがん

母       享年:56歳(満55歳)
        亡くなった日:2019年4月26日
        死因:肝臓のがん(すい臓がんからの転移)

年齢等の一致をお世話になっているお寺の住職さんに話したらとても険しい顔をしていました。

※関係ありませんが僕の誕生日が4月22日なので、不本意ながら一族にとってはデスバースデーと化しています。

 

③次は誰が

母には妹がいまして、僕の叔母にあたる人物なのですが、
今年で52歳になります。

もし叔母が55歳で亡くなるような事になれば、
色々と考えなくてはいけなくなります。

ちなみにさすがに叔母は夜な夜な蛇に巻きつかれるような状況には陥ってないようですが、
頻繁にひいおばあさん、おばあさん、祖父、母が夢に出てきて「お前はまだ来るな!」と言われてるらしいです。

心配です。

血縁関係で次に来る可能性があるのは、
叔母、僕、姉(実質絶縁状態)、従妹姉妹、甥っ子、姪っ子
あたりになります。

2024年01月14日追記
上に書いた叔母ですが昨年55歳になりまして、幸いまだ生きています。
ただ無関係だとは思いますが、急にバセドウ病を発症して通院を続けています。

 

④人形

母を窮地から救った人形ですが、
まだ家にあります。

↑一番左の人形が上に書いた人形なのですが、3つとも母がひいおばあさんにもらった人形なので並べて飾っています

 

実際にひいおばあさんが入っているかどうかは置いておいて、
正真正銘いわく付きの人形です

母の部屋にずっと飾ったままになっていまして、
そろそろ掃除をしなければいけないのですが、
怖くてできません

親戚に相談したら「人形供養に持っていけ」と言われましたが、
もしこの人形を手放して良くないことが起こった場合その親戚は責任を取ってくれません

上に書いた一族を守ることに繋がるかわかりませんが、
この人形の管理は僕の仕事だと思っています

とりあえずは恐怖を克服するところから始めます・・・。

※2011年3月11日の震災で一度家ごと津波で浸水しているのですが、木製の棚に収納していたことで棚ごと天井まで浮き、そのまま水が引いたことで汚れることなく手元に残りました。

 

⑤母にこの話をした時

母がすい臓がんを患ったのは2018年の3月なのですが、
その少し前にブログのネタにしようとこの人形にまつわる話を聞いていました。

僕「昔これこれこーゆー話があったよな」
母「あー、あったあった」
僕「これ以降なにかおかしい事なかったの?」
「あーそんなのいっぱいあったよ」

この先の話を聞けないまま、母は亡くなってしまいました。

今となっては確認する手段がないのでどうしようもありませんが、
ちゃんと話を聞いておくんだったなと思う事は多々あります。

母がこの体験をしたのが30代の頃、
今現在僕は30歳なので、
そろそろ年齢が追いついてきます。

「いっぱいあった」の意味を知るときが来ないことを願っています。

 

 

 

 

 

というわけで、
長々と非科学的なことを書きましたが、
後半の予測的な内容を除けば全て実際にあった出来事です。

ひとに話しても信じてはもらえませんが、
実際に身の回りで起きたことは間違いなく真実なので、
自分にとっては何よりも信ぴょう性の高いオカルトエピソードになります。

こういう話を材料に映画や映像作品を鑑賞すると没入感が増すので、
悪い事ばかりでもないなと思います。

 

というわけでおわります。

 

お疲れさまでした。